病院と助産院 振り返って

やっと万里咲ちゃんは1ヶ月を越えお宮参りも終えました。

少しずつしっかりしてきて笑うようになって、いっぱいおっぱいを飲んで、夜も寝てくれるようになり、ママとしても少し楽になってきました。

妊娠中は問題なく、楽しく過ごしてこれました。
少し腰痛がある程度で、つわりも初めの一ヶ月だけ少しあった程度、足のむくみもなし、赤ちゃんの経過も順調でした。
ヨーガクラスも出産1ヶ月前まで続けてたところもあったし、産休に入ってからは、クラスを受けに行ったり、プールで泳いだり、川や海に行ったりとずっと元気元気。問題無し。回りの皆もスポーンと産まれるんじゃないのと言ってて、わたしもそうだろうなと思ってた。

しかし、体験記その感じで、実際は時間がかかってなかなか大変な出産でした。初めての出産というのもあるし、大きな赤ちゃんだったという事もあるんだろうけど、ほんとお産って蓋を開けてみないと分からないもの。って実感してしまいました。

でもおかげでというか、一杯体験出来ました。長い前駆陣痛から、長ーい本番陣痛と共に、助産院でのお産、病院でのお産まで。アクティブバースも、分娩台のお産も。

それらを振り返ってみます。

まず初めにわたしは京都の有名な足立病院に行っていた。そこはとても綺麗で、畳の部屋でアクティブバースも出来るし、熱心な助産士さんも沢山居る。ただ、とても人気の病院なのでいつも混んでおり、検診でとても待たされた。それ以外は殆ど問題なし。医院長先生はとても魅力的な先生で、いつも短い検診だったけど英語を話してくれて夫と楽しい時間を過ごすことが出来た。

その間、京都では有名な助産院、伏見のあゆみ助産院にて沢山の妊婦さんの為のお勉強会に参加していた。そしてそれらのクラスを受けていると、助産院で産みたいなと思うようになった。しかし夫が「助産院はなんか心配だ」と言っていて、なかなか決意出来なかった。

しかし私がヴィッパサナー瞑想合宿に行っている間に、夫は自分で本やビデオをみて、自然出産はどれだけ安全なのかを勉強してくれて居た。合宿に迎えにきてくれ、車の家路で、「助産士さんをよんで自宅出産しよう」と言った。急な変わり様だった。でもその時すでに妊娠8ヶ月だったので、助産士さんを見つけることができなかった。京都では自宅に来てくれる助産士さんは少なく、さらに先生達は1ヶ月に1、2人しか予約を取らないので、見つけるのは難しい。なので自宅出産したい人は妊娠に気づいたらすぐに探す必要がある。

ということで助産院で産もうということになり、近くのまこと助産院さんに移る事に決めた。

まこと助産院は山科駅近くにあるのだが、静かで気持ち良い場所にあり、綺麗な普通の家の様で落ち着く。先生の旦那様が美味しい自然食の料理を出してくれるのも魅力の一つ。先生も優しく、アシスタントの助産士さんもいい人ばかり。検診は1時間くらいじっくりと診てくれ、お灸やテルミンもしてくれる。病院程立派ではないが、エコーもあり赤ちゃんを見せてくれる。
そして提携しているバプテスト病院にもたまに検診に行く。そこの部長さんも素敵な先生。

妊婦中は絶対と言っていい程助産院の方が良いんじゃないかなとわたしは思う。楽しいし、検診でまったく待たなくて良い。助産院の一番良いところは、お電話しても、名前と顔を覚えてくれてるし、家族の様に考えてくれ、心配してくれる。病院にも定期的に行くことになってるし、心配は無し。

お産では、どうだろう?
助産院でのお産では、助産士さんから沢山の愛を注いでもらって、とてもスペシャルな時間を過ごすことができた。あそこですんなり産めていたら、素晴らしい体験だっただろう。そして産後の入院生活も、わたしは体験出来なかったが、とても良い時間が過ごせたと思う。完全母乳を推進しているし、授乳についても、そして布おむつや食事についても教えてもらうことができただろう。数日の自然食のお料理を食べる事で、家に帰ってからの食事も気をつけるようになるだろう。

では病院は?
やっぱり病院は検診の待ち時間は長いし、足立病院の医院長先生やバプテストの部長先生は私の事を覚えてくれていたが、他の先生に当たることもあった。助産院で産む為には、体を整えないと行けないから、色々とうるさい程こうしなさいと言われるのだが、病院では妊娠中はこうした方が良いですよと、教えてくれる事は殆どなく、自分で勉強しなくてはいけない。まあなにかあっても病院が対処してくれるのだが、自立出来ない。やっぱりシステム化されすぎな感はある。お産中も助産士さんは忙しそうで、必要な事だけをしてくれる。妊娠中は助産士さんとふれあう事は余り無い。しかし足立病院は別だったけど。助産士外来もあって、望めば助産士さんと沢山話す事が出来る。

だからと言って病院が悪いとは思わない。今回病院でお産を体験して、やっぱり病院って凄いって思えた。無駄な事はしないし、システム化されているが、シンプルで、手際がいい。なにかあってもすぐに対処してもらえる。初産婦さんでお産に不安を持っている人、冷え性の方、体力に自信が無い方、仕事がぎりぎりまで休めない方、妊娠まで食事にあまり気を使っていなかった方、運動を殆どしていない人などは病院の方が良いと思う。

自分に挑戦したい、努力出来る、仕事を休む事が出来、お産に集中出来る人、そして出来る限り良い自然なお産をしたい人は助産院とトライしたら良いだろう。しかしちなみに助産院は病院より安いのではと思っていたけどそれは間違い。どちらかというと割高。私のように途中で病院に運ばれたらずいぶんかかりましたよ。一人目すんなり産めた人もトライしても良いだろうな。

結論は、産む場所はどこでも良い。妊娠したらいろんなところに行ってみて、ここがいい、この先生が良い、この雰囲気の中で産みたいって自分が思うところを探して欲しい。自分が納得するところが一番。勿論旦那さんも一緒に連れて行って。

自分の魂が一番知っています。そして運命が一番必要なところに連れて行ってくれます。
家でも、助産院でも、病院でもどこでも一緒。産むのは自分なんだから。

そして、お産に悪いお産は無いと思う。もし帝王切開になっても、お薬や鉗子を使ったとしても、ちゃんと自分でなにが起こっていて、ありのままをみれていて、それでいて産み終わったあとに、「ああ、産めたー。やったー!」という充実感を感じられたとしたら、すべて良いお産だったと言えると思う。勿論、理想のお産はあるとしても、お産も子育ても、自分の意志通りに進む事はなかなか無い。体は小さな宇宙。自分と赤ちゃんの二人で行う。頭で考えられる事以上のことが起こる。一瞬一瞬で選択していくき、納得して進めて行く必要がある。そして大きな力に身を任せて、ゆだねて行く必要がある。自分の運命を信用する事も大切。
ほんとヨガの精神と同じですね。

そう思うと、やはり無痛出産は自分の意識外で行われるので、痛みは無くて楽かもしれないけど、せっかくの経験をみすみす逃すことになるのでわたしはやりたくない。決してお産はそこまで痛くない。我慢出来る程度。出来るなら思いっきり体験して欲しい。
人として強くなるしね。
そして痛みを伴うからこそ、産まれた赤ちゃんとの絆は強いと思う。無痛分娩でも赤ちゃんは同じようにしんどい思いをして産まれてくるのに、ママだけ痛くないなんて変だよね。

わたしのお産は他の人と比べたら長くて大変だったのかもしれないけど、
素晴らしかった。
自分の体、能力をフル回転に使えた。
ほんと楽しかった。
自分のことが凄いと思えた。

早くまた一人授かりたいです。

GAPのおしゃれ着を着てかしこまっているMarisa

 

 

お産体験記その3

病院でのお産体験

夕方に山科から白川のバプテスト病院へ、夫の運転する車にて堀口先生も同行で移動した。数回陣痛が来たが、余りきついものではなかった。陣痛が来たら、先生が、「そう、逃がして。ふー、すぐ無くなるからねー」と誘導してくれた。病院の入り口まで来たら、先生が車いすを取って来てくれて、車いすで分娩室に向かう。初めて。車いすに乗ったのは。

分娩室はベットが置いてあり、すぐに赤ちゃんの様子と陣痛を調べる分娩監視装置をつける。仰向けになっているとしんどかったので横向きでつけてもらえた。勿論そ間も陣痛がやってくる。病院では、わたしが陣痛で苦しんでいる時、さすってもらったり、「大丈夫?がんばってね」などという言葉掛けは殆ど無かった。又自分から聞くまで呼吸を指導してもらう事も無かった。のは、わたしが助産院から来たからすでに知っているだろう、と思っての事だったのか、皆さんにそうなのかは分からない。だが、実は、この時にはそれが気が楽だった。一人で冷静に静かに居たかった。

部長さんのお医者さんが、「お母さんの状態も赤ちゃんの心拍も大丈夫だから、明日の朝9時頃まで待って子宮口が全開してなかったら、陣痛促進剤を使う事を考えようか」と言った。「ええ?まじで?こりゃあがんばらないと」と焦った。促進剤を使うとめちゃ痛い陣痛が来るって聞いてたし、出来るだけ自然に産みたかったから。しかもなぜか白いタイツを履かされる。きつそうだし「嫌だー!」って思ってたのだけど、履いてみると、以外に「あら?らくちん。痛みもひいたわー」って。長時間のお産にて足がつりかけたりしてかなり痛かったのだけど、それが引いたんだよね。すごいね。あれ、また飛行機のエコノミー症候群予防に飛行機で履いてみようっと。

来てすぐに視装置をつける前から、早速ブドウ糖の点滴をしてもらったのだが、それが1/4終わるかどうかというところから既に自分で分かるくらい体力が戻ってきた。お腹も減ってきて、ケビンに病院のコンビニでリンゴジュースと梅のおかゆを買ってきてもらって食べたりも出来た。場所も移動したからか、目も覚めた。そこからケビン監督の出番。ケビンが「もうタイムリミットが近づいてきたから、これからはアクティブバースだ!がんばろーー!」ってスパルタ状態。ベットの上から私を起こさせて、階段を上り下りさせたり、外に出てまだまだ満月に近い綺麗な月を見ながら月礼拝体操をしてみたり。陣痛が来たら、立ちながらケビンの首にぶら下がったり、テーブルに手をついてスクワットしながら息んだり。

そして助産士さんに内診してもらったら、「あら、子宮口全開してるわよ。あとはこの調子で破水したら朝までに産まれるわよ」って言ってもらえた。それまではその助産士さんは、「お産、朝までは無理かもね」って言ってはったから、めちゃ嬉しかった。

そしてしばらく部屋の中を歩いたり、四つん這いで息んだりしていたら、じょーーっと水の様なものが流れた。「おおお!これが破水か!」とボタンを押して助産士さんを呼んで調べてもらったら、「やったわね、破水したよ。しかもだいぶ赤ちゃん降りてきてるよ。これはもうすぐ産まれるわね。わたしのバディー達を呼んで来るね」と他の助産士さんたちを呼んでお産の用意をしだす。もう心の中はうきうき。もちろん陣痛は痛いけど、やっと産まれる!と思うと心は躍る。

ここの助産士さんは先ほども言ったけど、さすったり、声かけはしてくれないのだけど、的確に息み方などを教えてくれる。そしてめちゃくちゃクール。でもわたし、その助産士さんに憧れてしまうくらいかっこ良かった。教え方も的確で分かり易いし、綺麗だし、たまに見せてくれる笑顔が素敵。その時のわたしにはあれくらいのクールな助産士さんと相性が合ったみたい。

ベットで仰向けに息むのは嫌だったのだけど、やってみるとなかなか息み易いの。そして教えてもらったやり方でやると、力を入れて息まなくても良いんだなこれが。陣痛は横向きで寝ている方が、強いのが短い間隔で来ると体感していたので、待っている間は横向きにさせてもらった。これまでの長時間のお産で、どの体勢がどう良いのか、どうやって休むのか、などばっちり習得した。しんどかったけど、あれも体験やったなあ。人生すべて体験なりね。

そしてずんずん赤ちゃんが降りて来る間隔があって、ついにお医者さんも呼ばれ、手で触ると赤ちゃんの頭の毛が触れるところまで来た。赤ちゃんは髪の毛ふさふさで、なんかプルーンでも触っている様な感触だった。鼻からスイカってよく表現されるが、別に凄く痛いというのでは無かった。「苦しいなー」感じだったけど、それよりももっと「赤ちゃんが苦しそうやなー」って心配やった。でも心拍が元気だったから、お医者さんもゆっくりと待ってくれた。

しかし、お産最後になってきて、お産の用意がされて、電気がこうこうと照らされ、まぶしいので目には自分のタオルをのせて、長時間のお産だったので、最後の方は酸素マスクをつけさせられ、青いシーツを上にかけられ、白いタイツを履かされ、足置きに足をのせられた状態。しかも下の部分は丸出しで赤ちゃんの頭が見えてる。ケビン、その状態を見るのが怖かったらしい。なんか手術をするみたいで、ぞくーっとしたそうだ。でもわたしは見えてなかったからか、以外にも快適だった。さすが病院、ばっちり無駄無く用意されてるわーって安心感があって悪くなかったな。

さて、もう頭のてっぺんがずいぶん出てきだした。そろそろ産まれそうになってきて、ケビンは毎回の陣痛の度に、iPhoneのビデオを回す。そのスタートの音、ピーンって音がすると、「よし、気張るでえ」と気合いが入った。へんなの。ケビンは変な雄叫びを小さくささやいていた。「凄いー!ますがんばれー!」っても言ってくれてた。

自分が持ってきてた、馬油を助産士さんに渡したら、ずっと一生懸命、会陰が破れないようにマッサージしてくれていた。しかし、会陰がいっぱいいっぱいに広がって、陣痛が来てもそこからなかなか進まない。お医者さんが「頭がかなり大きいね。しかも陣痛間隔長いし、ちょこっと切ったらすぐに産まれるよ」って言う。「いえ、切りたくないです」と粘っていたが、もうぱつぱつでマッサージしてもらっていても、「ああ、こりゃあ破れるな。破れた方が痛そうやな。赤ちゃんもしんどそうやな」と冷静に判断し「ではちょこっと切ってください」と言う。そして麻酔注射を数本してもらい、ピッと切られるが、痛みは殆どなし。後で思うとあのタイミングで切ってもらって本当に良かった。絶対に切りたくないと通告していたので、マッサージもしてもらえていたし、切ったところ以外は損傷は全し。

そして、次の陣痛でドバッと頭が出て、もう一回の息みで産まれたーーーー!いえーーい!やったーーー!

産まれた瞬間はめちゃ気持ち良かった。もう陣痛の痛みは全くないし、スッキリして、最高!ってな気分。長時間かかって、ついに産めたから、もう満足感と安堵感に包まれた。

すぐにお腹に赤ちゃんを持ってきてもらって、パパがへその緒を切った。大きい、そしてめちゃ重い。こんな重い赤ちゃんがお腹にずっと居たんだ。信じられない。

わたしの赤ちゃん、時間がかかってごめんね。良く産まれてきてくれたね。

ありがとう。ありがとう。

体は分かれたけどこれからもずっと一緒だね。

ママも、パパもあなたの事が既に大大大好きよ。

 

お産体験記その2

助産院でのお産体験

京都山科、まこと助産院さんに着く。まだ10分間隔やたまに15分間隔になったりもするが、病院と違って、追い返されたりはしない。「ようこそ。ついに来たわね」と優しく向かい入れてくれる。その日は誰も入院していなくて、一番広い和室の部屋を使えることになった。自宅の様な落ち着く和室。ケビン用と二人の布団を並んで敷いてもらった。まだまだ余裕もあったので、お香を焚いたり、ライトをセッティングしたり、Kev to doの紙(ケビンがお産中にする事を書いた紙。例えば、わたしの呼吸が早かったらゆっくりした呼吸にリードする、わたしにオイルマッサージをする、お水をのませる等)やアクティブバースのポーズの紙、私がする呼吸法を書いた紙を貼ったり、友達にもらったお人形さんを飾ったりなど部屋のセッティングも出来た。自分の部屋になった感じ。

助産院では陣痛の波が来ると、必ずと言っていい程、毎回どなたかの助産士さんが腰などをさすってくれる。それもずっとずっと。たまに食事の用意等で居はらへんときも有るが、その時はケビンがさすってくれた。これがとても慰めになった。

 

お食事。まこと助産院では、お産中も堀口先生の旦那様が作る美味しい自然食のお食事を出してくれる。朝ご飯をしっかり食べて体力をつける。しかしそれ以降は食べられなくなり、ケビンが全部食べた。めちゃ美味しかったらしい。良いなー。ケビンはアクティブバースの体勢をとって手伝ってくれたり、わたしの体をさすったり、オイルマッサージを施してくれた。が必要で無いときは、横の布団でぐーぐー寝てはった。でもこれが安心した。いつでも必要なときはケビンを起こして慰めてもらった。ケビンの優しさと根気強さにはとても助けてもらった。ほんまに二人でお産したと思う。

3人の助産婦さんらは交代交代、テルミンやお灸などをしてくれ、いろんな体勢をアドバイスしてくれるし、至れり尽くせり。本当にお母さんか親戚の方が一生懸命手伝ってくれている、そんな感じ。ほんと嬉しかったな。

どんどん陣痛の波は強くなってきて、四つん這いになったり、階段を上り下りしたり、ケビンにぶら下がったり、スクワットを試したりと、アクティブバースを試みた。子宮口が6cmになり、お産も進んでいった。

昼過ぎ、まだ破水はしていなかったので、お風呂に入って陣痛を逃す。1時間程入っていたが、私は水に入ると、強い陣痛がやってきて、いい感じでお産が進んだと感じた。一人きりだし声も出しまくれて「うおおーー!ぎゃおおー!」っと叫びまくった。しかし、お風呂でお水を水筒一本分くらい飲みまくってしまった。そのお水、そんなに一杯飲んで、体は吸収出来なかったのだろう。お産中は、ガーゼに含ませたお水をちゅーちゅー吸うのが良い、と書いてあったな、と今さらながら思い出し後悔。

そして夕方頃、お産が長くかかった原因の一つだと思われる、”嘔吐、吐き気”が強い陣痛の痛みによって襲ってきた。飲み物を飲んでも、陣痛が来ても、ぐーっと吐き気が襲ってくる。そしてついにトイレに駆け込み「おえーーっ」(すいませんっ)かなりの吐き気でげえげえ。お水も驚く程全部出た。吸収されてなかったんやろうな。そしてそれからは、吐き気に教われるのが嫌で、食事は勿論、飲み物も殆ど取らなくなってしまう。これが体力を失わせ、陣痛の間隔を長くさせ、弱めたのではないかと分析している。お腹のふくらみで胃が押されていたのか、なにか原因があるのかまだ分からないが、妊娠中毎日夕方になったら胃が痛くなった。お産後は調子いいけど。念のためおっぱいが離れたら胃カメラでも飲んでみようかな?

もう一つの原因かなと思われるのは、前駆陣痛が本格的陣痛の2日前からずいぶん強くなってて、寝不足が続いていた事だと思われる。しかもその満月の日はケビンと家でだけど映画を観たり、疲れているのに散歩に出かけたりして寝不足なのに12時ごろ寝て、2時に陣痛で起きたという、2時間しか寝れなかったしんどい寝不足状態。お産前はお昼寝も一杯して、出来るだけいつも体力を残しておく事がとても大切やな、と今更ながら痛感です。みんなも気をつけてね。

あとは万里咲ちゃんがのんびりなのか、大きい赤ちゃんだから、わたしの体がゆっくりと準備しているのか、原因は何なのかお医者さんも分からない。とりあえずゆっくりゆっくりのお産だった。でもその間ずっとずっと陣痛は10分前後で来る。寝不足だから陣痛の間は一瞬寝る。そして痛みで飛び起きる、を繰り返す。めちゃしんどい。20時間くらい経った頃、夜中にわたしは弱気になってケビンに泣き言を言っていた。「もう嫌ーー。病院いってお腹切ってもらいたいくらい。陣痛しんどいーーー。無理ー!」そんな時、ケビンはキッパリと「何を言ってるんだ。大丈夫。がんばれ。ますなら大丈夫。産めるよ」って励ましてくれて目を覚ました。

そしてやはり、呼吸法が助かった。完全呼吸、腹式呼吸、ナーディーシュッディプラナヤーマなどをやりまくって、長い間の陣痛をやり過ごすことができた。意識もずっとはっきりしていたし、わたしの体力も水分も取っていなかったのに元気だったし、赤ちゃんの心拍もしっかりしていた。おかげで先生も待ってくれることが出来た。毎日の瞑想も役に立ったと思う。座るのは辛いけど、なんとか冷静に自分を見る練習。どんなときも冷静に。どんな陣痛が来ても、冷静になろうと努力出来た。勿論泣いたときも一杯あったけどね。

朝に来て、夜が来てまた朝が来て夕方が来た。その間ずっと陣痛はやってきていた。助産院に来て既に30時間。ずっと前に子宮口は9cmになっているがあと1cmがなかなか。必死の助産婦さん2人掛かりによって、いろいろな体位を試すが、それでも無理。ついに夕方になって、先生が、「かなり時間も経った。嘔吐からか体力が消耗してるしか、お産の進行が止まってる。まだお母さんも赤ちゃんも元気だけど、今の時間ならバプテストには先生方が沢山いらっしゃるし、もうすぐ夜になるし、移動するなら今やと思う。どうする?」って言われた。わたしは断固として「ここで産みたい!」と思ったが、確かに体力は消耗してるし、今後お水も飲めるとは思えない。栄養のブドウ糖の点滴をした方が良いだろうと分かっていた。そしてしぶしぶ移動する事に決める。そしてわたしが決めてから、先生は病院に電話をして、相談をし、移動する事を決めた。陣痛中の車での移動は怖かったが、先生も同伴してくれたし、道もすいていたし、なんてことは無かった。

病院でのお産体験に続く。。

お産体験記その1

お産の始まり

2010年8月の新月、11日まではお腹の張りも殆どなく、元気まんまんに海や川や琵琶湖、滝巡りをして妊婦の夏をエンジョイしていました。
(ちなみに下の滝は、たまたま行った”産の滝”。勢いあったわー)

しかし新月にプールとか一緒に行ってた妊婦友達から「破水したよー!」という連絡があり、わたしもどきどきし始めて、後で聞いたら、彼女が赤ちゃんを産んだという同じ時刻、その10分前後の夜中2時に私も前駆陣痛スタート。その夜はずーんという痛さが初めて有って、わたしは「きゃー!お産が始まるのかしらー!」と思った。まだ入院の荷物をパッキングしていなかったから焦って起きてパッキングしたっけ。ケビンも起こして二人でそわそわ。でも眠さに負けて朝方寝て、起きたら痛みは治まっていました。ありり。

それから満月までの2週間は夜中にいつも、全然我慢出来て、痛みというより重さという感じで起きた。ずーんという軽い陣痛の痛みが続きました。数日のうちはあまり外にもでずどきどきしてたけど、1週間も経てば慣れちゃって、「まあこれはいわゆる前駆陣痛ってやつね。本格的になればもっと痛いやろうしわかるでしょー。気にせず最後の妊婦生活楽しもー」と思って、プールや朝、夜は毎日散歩、ランチ、ご飯食べに外にも出ていきました。でもやっぱり夜中にずーんと来て、寝不足が続きましたな。

かじゅさんのWSもお産前にあり、まあ私は皆さんにお声かけするだけで、あとは弥生ちゃん、かじゅさんが進めてくれたので、わたしは1日目に参加するだけでした。でもやはり少し興奮したのか、その夜にいつもより強い陣痛がきて寝れず、寝不足になっちゃったので2日目のWSには参加出来ず。皆さんすいませんでしたー。今回も柔らかい素敵なかじゅさんWSで良かったですね。集まってくださってありがとうございます。今度は3月末、4月初めらへんに開催する予定です。

お腹の赤ちゃんは既にその時、予定日2週間前だったのに、「3500gくらいはあるよ。大きいね。早く産めた方が良いね」とお医者さんにもいわれてたので、「もうこの調子で産気つきたいぞーー!」と思い、アフロディーテのみきさんのマッサージを受けに。「了解!産ませるわよー!産気づけるツボ押しまくるよ」とがんがんマッサージしてくれました。最後には「赤ちゃんと交信出来たわ。もう産まれてくるよ」って言ってはった。ほよよ。

その次の夜は満月。期待して夕方に助産院に検診に行ったんだけど、「お腹はもうちょっと下がりそうね。お産にはまだ一週間はかかるかな?まだかな、まだかなと待たずにのんびりしなさいね」と言われた。「そっかー、まだかー」と思い、待つのをやめる事に決めて、その日は友達と夜ご飯を食べに行ったり、ケビンと散歩や家で映画を観てのんびり。お産の事を忘れてました。

そして寝るのが12時ごろになっちゃいました。
とーー!2時ごろに本格的陣痛スタート。既にケビンにイソップのオオカミ少年と言われていた私は、「これくらいの痛みは我慢出来るしなー。こんなんじゃ無いかな」と4時ごろまで布団で待ってたけど、ついに10分間隔の痛い!という感覚になってきて助産院にTELをしたら、「では来てください」と言われ、ケビンを起こす事に。ケビンはなんか、わくわくしたノリで荷物を車に運びこび、山科駅近くのまこと助産院に向かう。朝だったので心配していた三条通りも空いていて良かった。

(myお産セット。perfect potionのジャスミンの入ったお産オイル。ケビンに陣痛の間にマッサージしてもらった、/乳香、フランキンセンスのオイル/馬油やテニスボールは最後にめちゃ役にたった。などなど )

助産院でのお産体験に続く。。

 

 

産まれました〜!

10ヶ月の時を経て。。
ついに我が子、産まれました〜!

それが、なんと本格的陣痛からまるまる2日間かかりましたのです
沢山のドラマがありましたよ ええ。。
でもなんとか自然に産み落とせました
はへ〜
最後は体力と根性のみでした
ヨガやってて良かったー 助かった
また詳しい話はのちにアップしますが

満月から陣痛がスタートして8月27日2:06に3600gのまるまるした女の子の誕生
万里咲ちゃん Marisaちゃん
お目でっかい ホッペぷくぷくです
こんな大きな子がお腹に居たなんて!驚きです
可愛くてたまりません 既に親ばかです

これからはこの子との子育て奮闘記も書くんだろうな
大変な事もあるんだろうけど、がんばるぞー!
この子の笑顔の為に!
そしてこの子と一杯遊ぶぞー!
わーい!!